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ささやかな日々の暮らしの記録です。


by yoursever_ever
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お盆休み。

世間ではそろそろ突入する頃ですよね。


しかし今年の我が家には、お盆休みというものはありません(涙)。
主人の休みが13日しかないので(普通の日曜日じゃん!)、帰省も1泊だけ。
明日、主人の仕事が終わってから主人の実家に行き(メッチャ夜だ)、翌日お墓参りをして帰ってくる。

・・・・・・これだけ!!!

次の日(14日)にはもう仕事行っちゃうし!!

むー・・・・・・。

でもまあ、仕方ないんです。
強行軍っぽいし主人の実家の皆にも悪いとは思うんだけど、でもやっぱり行っておきたいんですよ。
主人のお祖父ちゃんの初盆ですからね。

きちんとお参りしたい。
一晩ぐらい、皆で集まって思い出しながら迎えてあげたい。

そう思うんです。


っちゅーことで、私の実家のお墓参りは、必然的に私一人で行ってきます。


たまには親父と呑むか・・・・・・・・日帰りだけど(笑)。



最近になって、やっと”祖母がいない”ことを実感できるようになりました。
亡くなったのは昨年の6月で、もう一周忌も終わってるんですけどね。
ずっと実感が湧かなかった。

肺炎と脳梗塞で倒れてから昏睡状態に陥った祖母。
付き添いに行き、祖母が生命維持装置に繋がった様々な管を無意識に外してしまわないかどうか見続けながら、半日病室で過ごした日が3ヶ月。
その間に、きっと感覚のどこかが麻痺していったんでしょうね。

快活だった祖母の、昏々と眠り続ける姿に。
開かない瞼と聞こえてこない声に。
次第に弱っていくことを示す数値に。

そして悲しいかな、日常になってしまっていた家と病院とのある種事務的な往復に。


今頃になって漸く寂しさを感じ始めました。

実家に戻っても、笑いながら出迎えてくれた祖母はいない。
畑仕事に精を出す、矍鑠とした姿はない。
あの、日に焼けた笑顔はもう何処にもいない。

それがやっとわかり始めたところです。
自分の鈍さに情けなくなりますが、これもクッションだったのかもしれないと感じます。
喪失までの日々を見続け、臨終に立ち会った、別れの悲しみに対する。


きっと、今年のお盆は昨年とは違った思いで祖父母の墓に向き合うんだろうなあ、と思います。

存在は亡くなっても、思い出は消えない。

その事実を改めて噛み締めながら。






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by yoursever_ever | 2006-08-11 20:54 | 暮らし